英語独り言のお供「マンブリングの効果」

「マンブリング(mumbling)」という発声方法をご存じだろうか?

これは声に出さずに息だけで発音するということだ(ひそひそ話をする時の発声方法と言えばわかるだろうか?)

これが英語で独り言をする際に最強のお供になってくれるのである。

目次

声を出しにくい状況ではマンブリング

電車通勤の人におススメ

皆さん、日常生活を営む上で、声を自由に出せるシチュエーションって、結構限られていないだろうか?

車通勤の方などは車内で自由に声を出せるが、電車通勤の人などはなかなか英語で独り言なんてできない。白眼視される。

そんなときは「マンブリング」だ。他人にバレずに英語の独り言に没頭できる。

英語の口・舌の動きをしながら、息だけを通す。周りの人には聞こえない。ましてや近年、コロナウイルス感染予防のためマスクをしている。

英語で独り言を存分にできる環境は整っている。

飼い猫

コロナが終息しても
マスクは手放せなくなりそう…

発声がおろそかになるのでは?

ここで、「しっかりと発声しないと発音は上達しないんじゃないの?」といった心配をされる方が出てくるだろう。

しかし、まったくそんなことはない。

確かに英語の発声の仕方というのは存在する。日本語をしゃべるような発声で英語をしゃべると、なんかペラペラした英語になってしまう。

しかし、僕の考えでは、発声は発声で独自にトレーニングできる。マンブリングで英語の口・舌の形をマスターしたうえで、後からいくらでもドッキングさせることができる。

なので、思う存分このマンブリングを使って英語の独り言をしよう。

そのうち、マンブリングが習慣になってしまえば、まさに最強だ。自動的に英語スピーキングが上達していくのだ。

※「発声」に関しては下記の記事を参照いただきたい。

練習方法

さて、肝心な独り言でどういう練習をするか?まあ、英語を喋っていればとりあえずOKではあるが、僕なりに行っているやり方を紹介する。

一文をなるべく長くするトレーニング

まずは、パッと思いついたことを言ってみる。

That woman is beautiful.

次にその女性に付随する情報を付け加えてみる。

That woman walking on the sidewalk  is beautiful.

といった感じ。

今度は動詞の部分を変えてみたりして一文をどんどん長くしていく。

That woman walking on the sidewalk is more beautiful than anyone.

…もっと長くしよう。

That woman walking on the sidewalk is more beautiful than anyone I’ve ever seen.

でもいい。

I’m pretty sure that the woman walking on the sidewalk is more beautiful than anyone I’ve ever seen.

と、どんどん長くしてみる。

ひととおり一文を長くしてみたら、今度はそのフレーズを一息でしゃべってみよう。何度も何度も、スムーズにしゃべれるまで。

※この辺の「文を長くする力」を養うにはYoucanspeakが個人的におススメ

英会話 教材

上記トレーニングには強固な文法力が必要であるのは言わずもがな。しかしこのトレーニングは文法力を養う目的でもぜひとも活用したいところ。

文法は実際に試行錯誤で使ってみてはじめて身につく。はじめのうちは文法を間違いまくっても構わない。これこそが一人で英語をつぶやく際のメリットだ。

こうやって暇つぶしで遊んでいるうちに、ある日、割と英語ペラペラになっている自分に気づくことになる。その日まで気楽に、しかし継続的にやっていこう。

発音練習にも使える

マンブリングは発音自体の練習にも大いに活用できる。僕自身は「R」の発音を苦手としていたので、暇な時間に「R」が含まれる単語を適当にみつくろって、ひたすらマンブリングでリピートしていた。

また、道を歩いていて目に入った英単語や英語文章をマンブリングする習慣をつける、など。

「まだ英語独り言を出来るほどの英語力が備わっていない」と感じている人は、まずは「発音練習のためのマンブリング」を導入してみるのもおススメだ。

まとめ

以上、事実上いかなる状況でも「英語独り言」を実践できるツールとして、マンブリングを紹介した。

注意点として、マンブリングはあくまでも「英語独り言」の補助的な存在声を出せる状況にある時は出来るだけ発声して「英語独り言」をするべきであると考えている。

「頭の中では結構ペラペラなのに、いざ口に出すと英語が出てこない」のと同様に「マンブリングは出来るけど、英語を口に出すとうまくいかない」ことも結構ある。

うまく言葉で説明しにくいが、英語を口に出す際に生じる「メンタルブロック」のようなものだ。

上記前提を理解した上でこのマンブリングを活用できればきっとあなたのスピーキング力はどんどん向上していくだろう。

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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