【まとめ記事】英語「リスニング」編

飼い猫

TOEICのリスニングセクション
スコアが一向に上がらないんだけど…
なんかいい方法ないかな…

今回はリスニング力UPする方法を詰め込んでみた。

この記事の内容
  • リスニングの肝はシャドーイングにかかっている
  • しかし取組みの前段階として発音・文法にひととおりの理解は必要
  • シャドーイングに慣れてきたら「英語高速音読」も取り入れる
  • 通常の音読も「英語の語順のまま理解」するため有効
  • すでに内容を知っている英文を何度も高速で音読
  • すると、日本語を介在せず「イメージ→英語」が実現

本日は【まとめ記事】の第4弾、英語「リスニング」編。

リスニング力の向上は英語学習の初期段階から力を入れるべきである。

個人的にリスニング力のUPは「シャドーイング」にかかっていると考えている。

ただ、「シャドーイング」にかかっているといっても、シャドーイング導入に至るまでに身に着けておくべき事柄もある。

「発音」「文法」の習得だ。

そして、シャドーイングを徹底的に行った後で導入することでリスニング力を爆増させる兵器となるのが、「英語高速音読」である。

「高速」でなくとも、音読を本格的に行う前にはシャドーイングを経験しておいた方がいい。

今回のまとめ記事では、シャドーイングを含めて、リスニング力UPのために必須のトレーニングを順序だてて書いていきたいと思っている。

目次

 「シャドーイング」導入に至るまで

まず、ここでシャドーイングとはどういったトレーニングなのかを簡単に説明したい。

 シャドーイングとは

シャドーイングは、英語の音声を聴いた後で即座に「影(シャドー)のように」復唱していくトレーニングである。元々は通訳訓練法であったが、現在では英語学習者にとってもポピュラーなトレーニングとなっている。

 シャドーイングには導入時期が大切

シャドーイングには基礎体力が必要だ。具体的には「発音の習得」「文法の理解」をシャドーイングに先立って行ってもらいたいところ。

これらをスキップしてシャドーイングに取り組んでしまうと、悪いクセがついてしまう恐れがあるのだ。

 発音の習得

シャドーイング導入前に、最低限の発音習得は必要だ。「最低限」と言った理由は、シャドーイングを行いながら発音を鍛えていくということも可能だからである。

しかしながら最低限「知識として」発音を理解しておく必要がある。

よく、「シャドーイングは聞こえたままに『ものまね』しよう」と教育している人がいるが、このブログをご覧になっている方は大半が大人。「聞こえたままに」正しい発音できるのは、まだ脳に「日本語音声」フィルターのかかっていない子供だけだ。大人は知識を利用して発音を習得するのだ。

 文法の理解

次に文法の理解。シャドーイングは「聞き取りのフォーム」を身に着けるためのトレーニングであるが、文法の理解なしに達成は不可能である。

シャドーイング自体は、聞こえた音声を復唱していくトレーニングであるが、目的を意識しながら行うことが非常に重要であるが、慣れてくれば思考停止したまま行うこともできる。そうなってしまうと、発音の向上は見込めるが、「意味が入ってこない」症状に陥ってしまう恐れがある。

「意味が入ってこない」というスランプに陥った方はこちらの記事↓↓↓

さて文法。

僕がイチオシする文法書は「English Grammar In Use」という全編英語で書かれた世界ベストセラー文法書

飼い猫

ぜ、全編英語……

英語で書かれているからといって構えることなかれ。この本は外国人英語学習者向けに書かれているため、中学英語レベルの平易な英語だ。

英語で書かれているからこそダイレクトに文法のイメージが入ってくるとでも言うべきか…関連記事を参照いただきたい。

 シャドーイング

さて、シャドーイングである。

ここで一つ注意点。シャドーイングは目的別に何度も一つの英語音声の素材にアプローチしていくべきである。特にシャドーイング自体に慣れるまでは一つの音声素材をしゃぶりつくすようにシャドーイングしていってほしい。

僕のシャドーイング人生を決定づけた書籍がある。「K/Hシステム」という英語シャドーイング入門用教材である。

その他、シャドーイングの関連記事をいくつか挙げておく。

        関連記事:シャドーイングとリテンション、スピーキングに効果あるのはどっち?

        関連記事:シャドーイングでスピーキング力は向上する?

        関連記事:音読とシャドーイング、どっちが効果ある?

        関連記事:シャドーイングの効果を最大限高めよう

 シャドーイングにある程度取り組んだ後のトレーニング

さて、あなたはシャドーイングにある程度取り組んで、聞き取りのフォームを身に着けた。

シャドーイング後のトレーニングとして僕が強くお勧めするトレーニングがある。

 英語高速音読(もしくは通常の音読)

まずは「高速音読(または音読)」である。

音読それ自体は英語上級者がこぞっておススメしているが、シャドーイングをある程度経験した後におこなうことでより大きな効果を得ることができる。

「高速音読」をシャドーイング後に行う理由としては、英語音読時に正しい発音やイントネーションが身についていないと、自己流の読み方になってしまうからである。つまり音読をすればするほど本来あるべき発音・イントネーションからどんどん離れていってしまうのである。

英語高速音読で僕が実感した効果は以下のとおり。

  • センテンスの全体像がつかみやすくなった
  • リスニング力が大幅に伸びた
  • スピーキングの際にも「ペラペラ」しゃべれるようになった

ただし、英語高速音読は注意しないとかえって逆効果となってしまう場合もある。英語の基礎がある程度身についていないと、「ただ英文を雑に読み上げる」という悪い癖につながってしまう。

最低限、下記の項目をクリアした上で、英語高速音読を行ってほしい。

  • 発音をひととおりマスターしている
  • シャドーイングをある程度やりこんである
  • 文法を理解できている

音読による効果として決して外してはいけないのが、「英語の語順に慣れる」ということだ。

今から20年以上前だが、僕が大学受験の時期にある英語教材に出会った。

「スーパーエルマー」というスラッシュリーディングの先駆けのような教材だ。始めは誇大広告だと思っていた「偏差値30アップ!」という文言どおり、僕の英語偏差値はあれよあれよという間に上がっていった。

「英語は英語のまま理解する」当たり前だが英語を理解する際、ネイティヴは日本人のように「返り読み」はしない。

「英語を英語の語順で理解する」助けとなる音読方法がある。

すでに内容を知っている英文を何度も何度も音読することである。

すでに内容を理解できている英文を何度も音読することで日本語をできるだけ介在させずに音読することができる。

まとめ

  • リスニングの肝はシャドーイングにかかっている
  • しかし取組みの前段階として発音・文法にひととおりの理解は必要
  • シャドーイングに慣れてきたら「英語高速音読」も取り入れる
  • 通常の音読も「英語の語順のまま理解」するため有効
  • すでに内容を知っている英文を何度も高速で音読
  • すると、日本語を介在せず「イメージ→英語」が実現
飼い猫

なかなか盛りだくさんの
内容だったな…

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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