僕は英語ジャーナリングをかれこれ一年以上継続している。
本記事では前回の「英語ジャーナリングの恐るべき効果」で書ききれなかったメリットを述べていこうと思う。
一年以上継続して実感した「英語ジャーナリング」のメリット
一年以上継続して実感した「英語ジャーナリング」のメリットは下記3点。
①毎日同じ内容を書くうちにその表現が自然と身についた
②ダイレクトに英語が頭に浮かぶようになった
③ゆっくり考えて書くこともできる
ひとつずつ説明していこう。
①毎日同じ内容を書くうちにその表現が自然と身についた
例えば、僕は内向的な性格上よく後悔するのだが、自然と「~しとけばよかった」という表現が多い。
いつもくよくよしてるよね…
「I should’ve done this way instead of doing~」や
「things would’ve been better if I had done them differently」などの表現で日記を書くことが多い。
この手の表現はもう頭で文法を考えなくてもどんどん出てくる。
自分の中に「得意な型」のようなものが身についた。結果的にどんな表現をする時でも、この「得意な型」に当てはめればなんでもとりあえずは言えるようになった。
②ダイレクトに英語が頭に浮かぶようになった
①と重複する部分もあるが、日記を日々書いていて気づくことは、
「なんか毎日同じようなことが起こっているな」
ということだ。
つまり、毎日知らず知らずのうちに同じ状況に対し同じ英語表現をアウトプットすることで復習を行う。結果としてその表現が「肌感覚で身についてくる」「本当に使えるようになる」というわけだ。
英語で日記を始めた当初は「”信号”って英語で何ていうんだっけ?…うーん、…あ”traffic light”!」という感じだったが、今では頭に信号が浮かんだ瞬間にtraffic lightが出てくる。
身の回りにあるもの全てがダイレクトで英語で浮かぶようになってくる。
③ゆっくり考えて書くこともできる
僕は基本的に日記も、瞬間英作文トレーニング同様、なるべく頭に浮かんだままに英語で素早く書いていくことが多い。しかしながら、何か月も日記を書いていれば、同じような内容を同じような英語表現で書くようになってしまう。これはこれで良いことなのだが、同じ内容に対して異なる文法表現、異なる語彙で書くことも必要となってくる。表現の幅を広げたくなる。
上記①②のメリットと矛盾するかもしれないが。
そんな時はあえてゆっくり頭で考えて、普段とは異なる表現で書いてみよう。
僕は瞬間英作文トレーニングを一通り終えてからは、もっぱらこの英語ジャーナリングと英語独り言でスピーキングトレーニングを行っている。
僕にとってこの組み合わせは本当に最強のスピーキングトレーニングなのだが、特に英語独り言は、日本語が介入しないように素早く英語でアウトプットすることを意識しているので、ワンパターンな表現に陥りやすい。
そこで英語ジャーナリングである。日々、英語で独り言をする上でのネタのストックを英語ジャーナリングで行うのである。その際、ゆっくり考えて自分にとって新しい表現を生み出すのである。
ネイティブの添削を受ければより短期間で格段にアウトプット力は向上する。詳しくはコチラまとめ
以上、一年以上継続して実感した英語ジャーナリングのメリットについて述べてきた。
もちろん英語に限らず日本語でも日記の効果は大きい。
・説明する力がつく
・一日の出来事を思い出そうとするため、記憶回路が強化され、記憶力がよくなる
・日々の成長を実感できる
・一年が長く感じる
などだ。これを英語で毎日行うことの効果は計り知れない。
追記メリット:文法の勉強が楽しくなる
余談ではあるが、英語ジャーナリングの習慣がついてくると、というかアウトプットの習慣が当たり前になってくると文法の勉強が楽しくなってくる。
自分の英語表現の幅を広げるために文法を学びたくなってくるのだ。あれほど無味乾燥だった英文法が今では楽しくて仕方がない。
これも英語ジャーナリングのメリットの一つに加えたい。
なお、英文法を敬遠しがちになってしまう原因の一つに「日本語で書かれた文法用語が難解」というのが挙げられる。「関係詞節」とか「用法」がどうとか…
僕が文法学習している教材は、全編英語で書かれた「English Grammar In Use」という文法書だ。こちらに関しては関連記事「文法書はこれだけ!「English Grammar In Use」を参照いただきたい。
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