発音の良さはアウトプットのモチベーションを上げる、という話

僕は発音の良さをかなり重視している。

「自分で発音できない音は聞き取れない」とよく言われるが、僕は実はそうは思っていない。

発音が良くなくても英語はペラペラしゃべれる人はいるし、日本語なまりの発音でペラペラしゃべる人もたくさんいる。

けどやはり、自分の発音がネイティヴのそれに近ければ近いほどリスニング力の向上には寄与することは確かだと思う。

自分がしゃべればしゃべるほどリスニングも同時に行えるのだから当然だ。

しかし、僕がなぜ発音にこだわるかと言えば、単純に「カッコいいから」である。

目次

 僕の発音学習遍歴

 スーパーエルマー編

大学受験にさしかかって、僕の本格的な英語学習は始まった。当時、受験雑誌で「偏差値が75になった!」とでかでかと誇大広告を載せていた「スーパーエルマー」という教材に手を出した。その教材は、英語を返り読みしないで英語の語順どおりに読み下していくよう、徹底的な音読でフォームを矯正していく教材であった。発音面では「音節」と「アクセント」に対しての認識を改めさせてくれた。

英語の偏差値は本当に75を超えた。誇大広告でもなんでもなかった。

このころから、英文を見るとなんでもかんでも音読するようになった。結果的に、僕の発音は一段階も二段階も向上した。

 発音本編

その後、僕はすべての単語を完璧に発音できるようになるため、DVD付発音本を購入した。DVDで口の形や口の中での舌の動きが確認できる本だったと記憶しているが、書籍名は失念してしまった。

僕は子音・母音すべての発音をこの本でマスターした。

変な癖はつけたくなかったので、かなり慎重に、一年くらいかけて発音をマスターしていった。

例えば、「th」の発音が苦手とすれば、一か月くらいかけて「th」の発音ばかりを重点的に行うのである。構えなくても「th」を見れば自動的に正しい口の動きができるまで落とし込んだ。

なんとか個々の単語の発音は完璧にできるようになった。

 American Accent Training編

ここまでで、個々の単語がどう発音されるかは完璧に理解した。しかしどうも実際にネイティヴがしゃべっているのを聞いて、ルール通りに発音している気がしない。

ここでネイティヴがスピードに乗ってしゃべった際に起こる「脱落」や「音声変化」の存在を知る。

ネットで検索していて出会った教材が

American Accent Training

という、知る人ぞ知るCDが8枚くらい付属した青い本だ。

詳細は今後の記事で扱う予定だが、この本で発音に関する疑問は全て消えた。

僕は以前からアメリカ英語をお手本にして発音学習してきたので、すんなり学習に入れた。アメリカ英語のマスターを目指すのであれば避けては通れない本だ。

イギリス英語を目指している人にとってはあまり参考にならないかもしれないが。

 

 

 今後の目標

ここまでの発音学習で、僕の発音はもう完璧にネイティヴ並みになった。

…わけではない。

おそらく英語学習者でない人が僕の発音を聞いたら「ネイティヴ並みだね」と褒めてくれるれべるではあると自負しているし

 

英会話クラスに参加しても、ネイティヴ講師に「Your pronunciation is perfect!」と言ってもらえる。

…が、自分の発音を録音して聴いてみると、

なんだか平面的な発音なのだ。

おそらく「発声」に問題がある。発音ではなく発声。日本語の発声方法のまま英語をしゃべったような感じで

なんというか立体感というか、奥行きが感じられないのだ。

と言うわけで現在僕は、発声面での改善に向けて鋭意努力している最中だ。

発音に関しては耳が肥えた僕でも「ネイティヴかよ」と自分の発音を評することができるようになりたいものだ。

 まとめ

と、僕の発音学習遍歴の話に終始してしまったが、自信を持って発音できることは

アウトプットのモチベーションになる

ということが実は言いたかった(無理やりタイトルを回収したが…)。

アウトプットする際、自分の発音が完璧だったとすると、さぞ気持ちいいだろう。

ずっとしゃべっていたくなるだろう。好循環である。

それを人が褒めてくれたら、もうやめられないのである。

 

 

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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