定年後に同時通訳者になった田代さん

数年前、僕の英語人生において重要な本との出会いがあった。過去の投稿でも少し触れたことがあるのだが、

「英語が話せない、海外居住経験なしの私が、定年後に同時通訳者になれた理由」

という、ちょっと長ったらしいタイトルの本だ。

著者は田代真一郎さんという方。

この本が僕にどういった影響を与えたかを述べたい。

目次

 著者の田代さんってどんな人?

 元々は技術畑

この方は元々エンジニアで、英語力は並レベルであったが、50歳の頃に勤務先が外資系自動車メーカーの傘下となったため、仕事で本格的に英語を使わなければならない状況になる。

数年間の間であったが、この時の経験が田代さんの定年後の「同時通訳者」という第二の人生を決定づけることになる。

 仕事の知識量が英語コミュニケーションの助けになった

この方曰く

「知識量 × 英語力 = 英語コミュニケーション力」とのこと。

英語力がそれほどハイレベルではなくとも、仕事で培った知識量があれば、仕事での英語コミュニケーションは出来ることに気づく。

逆に、たとえハイレベルな英語力を持つ帰国子女でも、仕事に関する知識が乏しいと、現場での円滑な英語コミュニケーションは出来ないとのこと。

自身の仕事に特化した英語力を身に着ける

漠然とオールジャンルの英語を身に着けようとしても、それは不可能

この方は、ご自身の仕事で長年培ってきた技術的な知識と英語を結び付け、専門分野の英語に特化。

英語力だけ高い人よりも通訳現場で重宝されているという。

 人生で無駄になることなんてない

「人生で無駄になることなんてない」というのが、僕がこの本を読んだ感想。

具体的な勉強法も

僕自身の話をすれば、僕は現在、仕事では英語を使用することはない。数年に一度、海外のお客さんから電話がかかってきたときに応対するくらい。

人生のどこかで英語を使用する職業に就きたいという目標は持っているが、現状はたまに外国人と話す機会があった時に、会話を楽しむくらいだ。

 今までの英語の勉強は無駄ではない、今の仕事も無駄にならない

僕にとってこの本は、仕事に対するモチベーションをも変えてしまった。

専門分野ならだれにも負けないほどの知識を身に着け、それに英語力が結びついたら最強ではないか。

仕事も英語も互いに高めあう関係になりうる。

 まとめ

僕はこの本を読んで、「同時通訳者を目指そう」とか、大それたことを言っているわけではないが、

最低限、自分の仕事に関しては英語で説明できるようにしたい。自分がかかわることは全て、英語で話せなければならないと考える。

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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