「TOEICで点はとれるけど英語はしゃべれない」人って結構いると思う。
ちょっと前までの僕がその最たる例だ。
そう、TOEIC学習は基本、インプット学習であることに対して、スピーキング力UPには別個、徹底的なアウトプットトレーニングが不可欠である。
そう、いきなりではあるがこれが結論である。
間違っても「TOEIC900を超えたら自然に英語がしゃべれるようになるだろう」という願望は持ってはならない。
今回は、僕の失敗談を反面教師として、みなさんには同じ状況を避けてもらうために記事を書いた。
→アウトプットトレーニングにはまず「瞬間英作文トレーニング」がおススメ。
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僕の失敗談
他人がTOEICハイスコア者に対して期待するレベルは無責任に高い
会社で羨望の目で見られ、「やっぱり英語ペラペラなんですか?」と言われるたびに、
「いえいえTOEICができるからといって英語がしゃべれるわけではないですよー」
と説明してまわらなければならないこの悲しさ。
わかります。
他人がTOEICハイスコア者に対して期待するレベルは無責任に高い。
それに対し、自身の英語力はそれに追いついていない。結果、
TOEIC高得点であることをむしろ隠したくなる。
※ちなみに僕のTOEICは935が最高で、990をとれるほど突き抜けられていないのがまた悲しい…990とったことある人は本当に尊敬している。
結局はTOEICのような受動的なトレーニングがラクだった
僕が過去20年以上、スピーキングに特化した練習から逃げ続けてきた話を以前にしたと思う。
僕はリスニングやリーディングといった受動的トレーニングばかりしてきた。結局それがラクだったからである。
一方スピーキング練習は頭を使わなければならないし億劫。
そんなわけで一時期はかなりTOEICにのめりこんだ。
しかし下手にTOEICで高い得点をとれるようになってからは、「変なプライド」に目覚めてきた。
自分はTOEICが得意なのできっと英語をしゃべる潜在能力はある、と。
しかしいざスピーキングに真剣に向き合って、中学生レベルの英語すら出てこなかったらどうしよう。この「変なプライド」がいたく傷つくだろう。
結果的に、膨大な時間リスニングやリーディングをインプットしていれば、きっといつか自然に話せるようになるだろう、という考えになってしまう。
TOEICの勉強は無駄ではないので、誤解のないように
「きっといつか自然に英語を話せるようになるだろう」
甘かった。
20年以上インプットを重ねてきた自分が結局、全く英語をしゃべれるようにならなかったことを考えると、かなり説得力があるだろう(悲しい…)。
けど安心してほしい。
今までの積み重ねは決して無駄にはならない。
腹をくくってスピーキングに向き合ってしばらく頑張ってみよう。
ある時、堰を切ったように英語が出てくる。過去に学習した表現が急に出てくるようになるのだ。
「TOEICハイスコアに恥じない」スピーキング力の獲得
「腹をくくって」スピーキングに向き合おう
「腹をくくって」スピーキングに向き合ったことで
過去にTOEIC学習で蓄積した知識が「知っている知識」から「使える知識」になっていった。
要はあなたの英語はインプット偏重で「糞詰まり」状態になっていたのだ(下品な表現で申し訳ない…)
僕の今までの積み重ねは決して無駄にはならなかったのだ。
4技能を相乗効果で高める
さらに色々な相乗効果が出てくる。
スピーキングを練習すればリスニング・リーディング力まで向上する。4技能が一段、上のレベルに上がるのだ。
※僕はスピーキング力はライティング力の上位互換と考えているので、当然ライティング力も向上している。
この瞬間、今までの努力がすべて報われたような気持ちになる。
まとめ
もう一度、言おう。
TOEIC学習は基本、インプット学習であることに対して、スピーキング力UPには別個、徹底的なアウトプットトレーニングが不可欠である。
「TOEICハイスコアを達成するころには英語ペラペラになっているだろう」との幻想は今すぐ捨ててほしい。
僕はここにたどり着くまでに20年ほど遠回りしてしまった。もちろん20年無駄にしてしまったわけではないが、スピーキングトレーニングに移行するのは早いに越したことはない。
何故なら4技能をバランス良くトレーニングすることで大きな相乗効果が生まれるからだ。
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