スピーキング力を向上させるためにおすすめの教材は何か？
それはズバリ
瞬間英作文トレーニングである！
そう、結構昔から存在しているあの教材である。
正式には「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という書籍で、現在まで何種類か出版されているロングセラー教材。英語学習者のみなさんは一度は目にしたことがあるかもしれない。
書籍だと2000円くらいで手に入る安価な教材である。
この教材を真面目にやりこめば、驚くほどスピーキングが向上する。
ただ、それは「真面目にやりこめば」の話である。
実はこの教材を経験したほとんどの人が途中でやめてしまう。
「さあ、今日から本気でスピーキング練習を始めるぞ！」と意気込んで始めたものの、ほとんどの人はすぐに挫折してしまう。
地味な上になかなか効果があらわれてくれないからだ。「時々、不自然な英語表現がある」といった声も聞こえてくる。
しかし、この教材を骨の髄までしゃぶりつくした少数の人はこの教材をべた褒めしている。僕もこの少数のうちの一人だ。
これからこの教材を始めようと考えている方、または既に取り組み始めているも、なかなか効果が感じられない方は以下のポイントを押さえてほしい。
①日本語訳を見た「瞬間」に英語で答えること
②暗記は絶対にダメ！
③最低10回、できれば20回は繰り返すこと
④アプリを使用すること
である。順に説明させていただきたい。
①日本語訳を見た「瞬間」に英語で答えること
効果を感じられない大きな理由は時間をかけすぎていること。ゆっくり考えてゆっくり答えるのは、ライティングのトレーニングにはなっても決してスピーキングのトレーニングにはならない。実際相手と会話をする時はゆっくり考えている時間はないのだ。時間をかけてアウトプットするより、間違ってもいいから即座にアウトプットする方がはるかに大切。
②暗記は絶対にダメ！
この教材は暗記してしまっては意味がない。①とも関連するが、毎回、日本語訳を見た瞬間に英語を口に出す、どんどん次の日本語訳に挑戦していく。間違ってもいいからどんどん次へとうつっていってほしい。
③最低10回、できれば20回は繰り返すこと
②の「暗記しない」とも関連するが、この教材の目的は英語表現の暗記ではない。口が滑っても文法的に正しい英語を即座にアウトプットするための訓練である。これは繰り返し繰り返ししかない。勉強と思わず野球やテニスでいうところの「素振り」と思って、スピーキングの運動神経を鍛える作業と思っていただきたい。
④アプリを使用すること
これは挫折防止のため。「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」はアプリも発売されている。これを使わない手はない。
アプリのメリットは
「書籍を持ち歩く必要がない」
「操作が簡単でストレスがない」
「繰り返した回数が表示されるので、モチベーション維持できる」
もちろん英語音声がついてくる。ただ、アプリとしては高額で、1800円くらいする…
僕は迷わずに購入したが。
と、ここまで「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をべた褒めしてきたのだが、
実は僕は一回この教材に挫折している。
上記に挙げたこの教材のコンセプトをしっかり理解しないままなんとなく始めてしまったからだ。
一度挫折してしまった教材には苦手意識ができてしまう。
僕は、2回目にこの教材に再チャレンジする際には、この教材に対してしっかりと目的意識をもってのぞむことができた。
何故か？
この教材の前に、より瞬間英作文を楽しく実践できるプログラムを経験していたからだ。
このプログラムでスピーキング力向上の確かな手ごたえを感じることができていたため、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をやりこむことで得られるものが明確にわかっていたのだ。
そのプログラムは
「Youcanspeak」
という瞬間英作文プログラムだ。
この教材に対しては後ほど詳しく取り上げたい。
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