最近シャドーイングの効果が
頭打ちになってきた気がするんだけど…
思考停止してても英語音声についていけるように
なったんだけど…
今回はこのような悩みにお答えしたい。
- シャドーイングは思考停止で行っても効果は期待できない
- シャドーイングは都度「目的を意識して」行うべき
- 「アクセントの強調」に特化したシャドーイングが効果あり
- 効果①:聞き取りのフォームが構築される
- 効果②:自分のスピーキングに「ネイティヴっぽさ」が加味される
僕はシャドーイングのおかげで「英語の聞き取りフォーム」のようなものが形成された。TOEICのリスニングスコアが爆上がりしたのも、シャドーイングを徹底的に行った時期があったからだ。
しかし漫然とシャドーイングを行っていると、効果は頭打ちになってしまうので注意が必要だ。
確かにシャドーイングを繰り返していくと、慣れて口が回るようになってくる。
しかし、こなした量の割には期待したような効果は得られないだろう。
シャドーイング時は都度「目的を意識して」行うべきと考える。
今回は僕にとって特にリスニング力UPに効果が高かった方法を紹介したい。
「アクセントの強調」に特化したシャドーイング
シャドーイングは同じ英語素材を使用していても、いろいろな角度からトレーニングできる。
例えば発音に特化したシャドーイング、リエゾンに特化したシャドーイング、などである。
その中でも僕がリスニング力向上に最も効果を体感できたのが、
「アクセントの強調」に特化したシャドーイング」である。
やり方
- まず、モデルとなる英語音声を聴く(スクリプトは必要)
- アクセントのある音に蛍光ペンで色をつけていく
- アクセントのある音の母音の発音「だけは」正確な発音が出来るよう練習
- アクセントのない音はテキトーに発音(”テキトー”というか”あいまい母音”)
- アクセントを強調しすぎるくらい強調してシャドーイングする
…そう、シャドーイングに先立って予習が必要なのだ。
モデルの英語音声についていきながら、自分のアクセントの位置が正しいかを確認していく。
コツ
”アクセントを強調しすぎるくらい強調してシャドーイングする”
これがこのトレーニングの肝となる。
ネイティブは「アクセントの位置」「アクセントの発音」を手掛かりに言葉を認識している部分が多い。
決して、日本語のように平坦ではないのだ。
「音の高低」ではなく「音の強弱」をとことん意識しよう。
アクセントは強く、それ以外はなるべく弱く発音し、大袈裟なくらいに差をつけよう。
効果
上記のトレーニングで得られる効果は以下の通りである。
聞き取りのフォームが構築される
皆さん、英語音声を聴いても全く理解できなかった時、スクリプトを確認すると、全て知っている単語で話されていた、という経験はないだろうか?
これは「自分の期待している形で相手が話していない」ために起こる。
つまり、「こちらの期待している位置にアクセントが来ない」、「日本語のアクセントを想定してしまっている」のだ。
上記のシャドーイングでは、これらの悪い癖が無理やり矯正されて、正しい「聞き取りのフォーム」が構築される。
結果として、「チューニングが合ったかのように」リスニングが出来るようになる。
自分のスピーキングに「ネイティブっぽさ」が加味される
アクセントを強調できるようになると、自分の英語に立体感が出来るというか、ネイティブっぽさが加わる。
したがって、こちらの話す英語が相手に伝わりやすくなる。
まとめ
まずは極端にアクセントを強調して
正しいフォームをクセづけするのが
大切だね…
- シャドーイングは思考停止で行っても効果は期待できない
- シャドーイングは都度「目的を意識して」行うべき
- 「アクセントの強調」に特化したシャドーイングが効果あり
- 効果①:聞き取りのフォームが構築される
- 効果②:自分のスピーキングに「ネイティヴっぽさ」が加味される
シャドーイングは、同じ音声素材をあらゆる角度から行っていく。特にシャドーイングを始めたての頃は、一つの音声素材をやりこむことが重要だ。
僕はシャドーイングを「K/Hシステム」という教材で知った。この教材でひたすら同じ音声素材を使用し、あらゆる角度からシャドーイングすることで、僕の英語力は大幅に向上した。
かなり硬派な英語教材である。
※シャドーイングの入門「K/Hシステム」に関する記事はこちら↓↓↓↓
※ただ、シャドーイングはあくまで「リスニング力」のため。詳しくはこちらの記事↓↓↓
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