英語リスニングで内容が頭に入ってこない時の対処法

飼い猫

英語リスニングをしていても
BGMみたいに聞き流してしまう…
僕、頭悪いのかな…

もちろん、頭が悪いわけではない。今回はこのような悩みを解決したい。

この記事の内容
  • 英語リスニングをしていてもBGMのように聞き流してしまう
  • 原因は「インプット偏重」
  • 対処法は「能動的に情報を取りに行く」意識
  • 具体的には「①TOEIC問題集」「②海外Youtube」「③アウトプット」

リスニングをしていて「聞き取りは出来るけれども、内容が頭に入ってこない」という症状を感じることはないだろうか?僕は長年の間この症状に苦しめられてきた。

聞き取りは出来るのだ。しかし聞き終わった後でふと振り返ると、「あれ?なんの話してたっけ?」となる。

結論から先にいうと、

インプット偏重の英語学習で「聞き流し癖」がついてしまっているため。初見の英語音声を聴くトレーニングをしていないため。

である。

これらは「能動的」に情報を取りに行く意識を身に着けることで改善する。

以下、詳しく述べていこう。

目次

内容が入ってこない原因

英語音声のリスニングで「聞き取れてはいるが内容が入ってこない」原因を探ってみよう。

 聞き流し癖がついてしまっている

英語を勉強しはじめてリスニング力がある程度のレベルになってくると、「多聴」の段階に入る。ひたすら浴びるように英語を聴くというトレーニングだ。

ここで集中して英語リスニングができればいいのだが、ダレてくると英語音声は完全にBGMとなってしまう。

多聴トレーニングをすればするほど、聞き流し癖のようなものが強化されてしまうのだ。

何回も反復して聴く前提の勉強法を行っている

これはどういうことかと言うと、初見(初聴?)で内容を理解しようとせず、とにかく何度も繰り返し聴いて内容を理解しようとする意識での勉強法である。

これも癖がついてしまう。

→ただ、英語学習の段階によっては、「繰り返し繰り返し聴く」というトレーニングは避けて通れないし、僕も一つの素材に何度もアプローチするトレーニングを推奨している。

この方法が間違っているという話ではないことをご理解いただきたい。

 内容が頭に入ってこない場合の対策

では、どうすればこのような癖(症状)を打破できるだろうか?

 目的をもってリスニングする

①TOEICの問題集を活用する

英語音声の中から積極的に情報を得る姿勢でリスニングするのだ。

これにはTOEICのPart2~4のリスニングセクションの問題集を重点的に行うという方法がある。

TOEICリスニングセクション対策の常套手段として「先に設問を見て何が問われるかを理解してから聴く」という方法があるのをご存じかと思う。

これこそが「積極的に情報を得る」リスニングだ。

この方法を使用すると、漫然とリスニングした後で設問を見て答えるよりも格段に正答率が上がるのだが、これを集中的に行うことをお勧めする。

リスニングのフォームのようなものが形成され、内容理解度が上がる。



②自分の趣味にかかわる海外のYouTube動画を視聴する

これもお勧めだ。楽しくかつ、効果は大きい。自分の本当に知りたい情報を得たいとき、リスニング時の集中力は格段に上がる。

僕の場合はバイクの免許を取得するにあたって、海外のHOW TO動画を山ほど視聴した。

③アウトプットする

そらく、これに勝る方法はないと思う。瞬間英作文トレーニング、英語ジャーナリング、英語独り言を徹底的に行っていると、リスニング時の聞き取りフォームも変わってくる。

体に英語の「型」のようなものが身につくので、聞き取り時も相手の英語の「型」が無意識レベルで理解できる。

すると集中して聞き取るべき箇所がわかってくる。

僕の場合、アウトプットトレーニングに取り組む前は、一単語一単語すべてを聞き取ろうと意識してリスニングしていた。しかし、脳のリソースを消費するばかりで肝心の内容が入ってこなかった。

→英語を無意識レベルに落とし込む作業が重要。関連記事はこちら

しかし、自分がアウトプットできるようになってくると、聞き取りの際も「あ、ここは聞き流してもいいな」「次に重要な情報がくるな」と強弱をつけてリスニングできるようになった。

アウトプットトレーニングはリスニングにも多大な効果をもたらすのだ。


 まとめ

  • 英語リスニングをしていてもBGMのように聞き流してしまう
  • 原因は「インプット偏重」
  • 対処法は「能動的に情報を取りに行く」意識
飼い猫

よかった、頭の良し悪しの問題じゃ
なかったんだね…

要は「聴き取りが出来ているのであれば、あなたには英語力は十分にある」ということをまずは理解してほしい。

「内容が頭に入ってこない」のを自分の英語力のせいにしてしまい、過去の英語勉強方法を疑う必要は全くない。

日本語でさえ、ジャンルやその日の調子によって内容が頭に入ってこないことはよくある。

僕は基本、一つの英語素材に対して何度も何度もアプローチをするトレーニングを推奨することが多いし、それが正しい方法であるという自信を持っている。

したがって、上で挙げた「TOEICのPart2」トレーニング、あと時々、初見の英語素材を読んだり聴いたりしていれば十分である。

繰り返すが、あなたには十分な英語力が備わっている。

ちなみに僕自身の経験では、「インプット主体の英語学習」から「アウトプット主体の英語学習」に移行したあたりから、「内容が頭に入ってこない」という悩みはどんどん減ってきた。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

コメント

コメントする

目次