「英語ジャーナリング」「英語独り言」どっちが大事?【英語スピーキング力向上の両輪】

飼い猫

「英語ジャーナリング(日記)」と「英語独り言」、
やること多いな…
どっちか一つじゃダメなのかな…

今回はこのような疑問にお答えしたい。

この記事の内容
  • 「英語ジャーナリング」「英語独り言」はどちらも欠けてはならない
  • 挫折率を下げるためには導入順序が重要
  • 「瞬間英作文」→「英語独り言」→「英語ジャーナリング」の順序で行こう
  • いずれもやりすぎないよう注意(挫折しないように)
  • 「英語ジャーナリング」→一文を長くしていくトレーニング向き
  • 「英語独り言」→英語の瞬発力を養うトレーニング向き
  • お互いが補完関係にある

「英語ジャーナリング」「英語独り言」どっちが大事か?結論を言うと両方めっちゃ大事である。

個人的にはどちらも欠けてはならないと考えている。いわば両者は「英語スピーキング力向上の両輪」とも呼べるべきもの。

今回は、「英語ジャーナリング」と「英語独り言」を挫折せず継続するための導入順序、また、両者の関係性について述べていきたいと思う。

目次

 導入順序

 「瞬間英作文」→「英語独り言」→「英語ジャーナリング」の順序で

僕はスピーキングトレーニングの導入順序としてまず第一に「瞬間英作文」その次に「英語独り言」そして最後に「英語ジャーナリング」という順番で進めることを推奨する。

もちろんこれは導入順序の話で、最終的には英語独り言と英語ジャーナリングは同時進行で進めていく。

さきほど「両輪」という言葉を使用したように、この二つのトレーニングは相乗効果を生むからだ。

 英語独り言はゆるく始めよう

「瞬間英作文」を一通り終えたら、まずは独り言をゆるく始めてもらいたい。これは英語ジャーナリングと異なり、まとまった時間がなくてもスキマ時間で行える。

「瞬間英作文」に一定期間取り組んだ後ならば、スピーキングの土台はもうできている。英語はかなり出てきやすくなっているはずだ。

英語ジャーナリングはあまり時間をかけないようにしよう

一方、英語ジャーナリングは結構、はじめのうちは心の準備がいる。なんかしっかりとした文章を書こうと構えてしまう

また、はじめのうちは一日分の日記を書くのに30分以上かけてしまいがち。これでは挫折につながる。

挫折だけは避けたい。そのためにはどうすればよいか?

英語独り言である程度、自分のことや自分の周りのことを言えるようになってから英語ジャーナリングをはじめることだ。

ハードルを下げてから始めよう。

英語独り言のように思いつくままにとりあえず英語をアウトプットしよう。こなれた文章を作ろうとは考えない。

ゆるくはじめることが習慣化には肝心だ。一日目に大作を書き上げてしまうとそれが基準になってしまい、毎回ジャーナリング前に覚悟が必要となる。

ここでは両者を習慣化させるためにどうすればよいかを中心に述べている。

この二つを習慣化できればまさに一生ものだ。

「 英語ジャーナリング」「英語独り言」はスピーキングの両輪

繰り返しになるが、「英語ジャーナリング」と「英語独り言」どっちが大事かと問われれば

「英語ジャーナリング」と「英語独り言」どちらも欠けてはならない。つまりどちらも同じくらい大事。

両者が互いを補い合っており、相乗効果を生む。どちらにも向き・不向きがある。

 英語ジャーナリングの方が向いていること

一文を長くしていくトレーニングは英語ジャーナリングの方が圧倒的に向いている。

話す際に一言、一言とぶつ切りのスピーキングでは恰好がつかない。ある程度ボリュームのある一文を作れることが「英語ペラペラ」感を出すためには重要だ。

これを英語独り言のみで向上させるのは難しい。不可能ではないが、前回ちょっと触れた「ワーキングメモリ」が異常に発達している人でなければ、脳内で長い文章を完成させるのは難しい。

しかし英語ジャーナリングだと、自分がアウトプットしたものを確認しながら書いていける。いくらでも付加情報を入れて一文を長くしていけるのだ。

英語ジャーナリング時には是非、「一文を長くする」という視点を取り入れてほしい。

ある日ふと、英語独り言でも一文を長くすることが出来ていることに気づくはずだ。

そして、先ほどは「脳内で長い文章を完成させるのは難しい」と言ったが、一文を長くする際には、

むしろ、

しゃべりながら考えており、気づいたら一文が長くなっていた。

と言った方が正しいと気づくことだろう。

関連記事「英語ジャーナリング 出来るだけ「くどい」文章を」も参照いただきたい。

 英語独り言の方が向いていること

英語ジャーナリングは一日を振り返って書くが、英語独り言はその場その場で起こったことや感じたことを瞬発的に出していく。

英語の瞬発力を養うには英語独り言に軍配が上がる。

また、発音やイントネーションなど、その場に応じた抑揚というものも存在する。これらはいくら文章を書いたって出来るようにはならない。

日々の英語独り言の繰り返しによってのみ、英語が血肉化される。つまり無意識レベルに落とし込むことができるのだ。

→英語を無意識レベルに落とし込む重要性に関してはこちらの記事を参照いただきたい。

 まとめ

飼い猫

うん、張り切りすぎてバテないようにどちらも
すこしずつ始めてみるよ…

  • 「英語ジャーナリング」「英語独り言」はどちらも欠けてはならない
  • 挫折率を下げるためには導入順序が重要
  • 「瞬間英作文」→「英語独り言」→「英語ジャーナリング」の順序で行こう
  • いずれもやりすぎないよう注意(挫折しないように)
  • 「英語ジャーナリング」→一文を長くしていくトレーニング向き
  • 「英語独り言」→英語の瞬発力を養うトレーニング向き
  • お互いが補完関係にある

以上のように、英語ジャーナリングと英語独り言はお互いを補完しながら相乗効果を生み出す。

この二つを習慣化できればスピーキングにおいては勝利は確定したと考えていい。

習慣化するためには極限までハードルを下げるくらいがちょうどいい。

→関連記事「習慣化の威力」も是非参照いただきたい。

※ちなみに本記事での「瞬間英作文」とは主に書籍版「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」や「YouCanSpeak」のことを指す。

長らくインプット偏重主義だった僕にアウトプットの素晴らしさを実感させてくれた教材である。

NHK英会話

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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