何事も継続しなければ実力はつかない。
毎日モチベーションを保って一つのことをコツコツ継続するには強い意志が必要である。
では強い意志を持った人だけが物事を継続できるかといえば、否である。
何事も習慣化してしまえば、継続は苦ではなくなる。
苦痛なく物事を継続するために習慣化することが大切なのだ。
今回は習慣化についての話である。
物事を習慣化するためには
みなさんは毎朝歯を磨く。これは本能的に行っているものではなく、習慣化した行動の一つだ。
子供のころは親に言われてしぶしぶ行っていたこの行動であるが、
今となっては歯を磨かずに学校や会社にいくのは気持ち悪いだろう。多分、朝寝坊して遅刻寸前でもあなたは歯を磨いてからでかけると思う。
歯を磨くように英語の習慣ができたらどうなる?
「毎日これをやらなければなんだか気持ち悪い」レベルであなたが英単語を覚えていたら、一年後にはかなりレベルアップしていると思わないだろうか?
英語学習に限ったことではない。例えば筋トレの習慣が出来ればいいと思ったことはないだろうか?
習慣化のメリット
「勉強を継続できれば成績は上がるのに」「筋トレを継続さえできれば理想のボディが手に入るのに」
そう、継続が一番難しいのだ。
ならば、物事を苦も無く継続できる方法はないだろうか?それの答えが
習慣化である。
習慣=癖 のようなものである。癖となっている動作をする時に「面倒くさいな」「今日はやりたくないな」とか思わないだろう。無意識に行ってしまっているだろう。
「習慣化」は
無意識レベルに落とし込むほどにその動作を繰り返すこと
によって獲得するものと定義してもいいだろう。
習慣化の手順
僕が英語学習を習慣化するうえで気を付けていることをいくつか挙げていこう。
決まった時間や、決まった場所で行う
「決まった時間や決まった場所で行う」ことが習慣化のカギである。僕の場合は
「夜9時になったらテレビをつけてNHKニュースウォッチ9を英語音声で観る」
「バイク通勤中、この交差点を過ぎたら英語で独り言を始める」
といった、時間や場所と習慣化したい行動を紐づけることが習慣化につながる。
特定の状況になれば奮起せずとも自然と行動できるようになる。
習慣化したい行動を日常生活の中に仕組化してしまう
上述の「夜9時になったらテレビをつけてNHKニュースウォッチ9を英語音声で観る」がまさにそうで、僕はテレビのタイマーを「毎日21:00 NHKのチャンネル」にセットしているので、気が向こうが向かなかろうがこの時間になると「NHKニュースウォッチ9 英語音声」が勝手にスタートする。ちょうど会社から帰宅してまったりしているくらいの時間帯だ。
このように、なるべく意志力に頼ろうとせずに仕組化してしまうことが習慣化のカギである。
少しの進歩でも大袈裟に喜ぶ
「物事を苦痛なしに継続できるようになるために習慣化する」といっても、その習慣化まではある程度(少なくとも3週間以上)の期間はモチベーション管理は必要である。
習慣化してしまうまではご褒美をたくさん用意してあげた方がいい。
・昨日よりこのニュースの英語音声がちょっと理解できた。
・もう3日も続けられている、自分を褒めてやろう。
なんでもOKだ。
はじめからやりすぎない
はじめから張り切って「毎日、英単語100個覚える習慣をつけるぞ!」なんて目標は立てない方がいい。
絶対に挫折する。これで継続できる人は「単純に意志力が強靭な人」で、普通の人ではない。
僕のようなごく普通の人間は
「ちょっと物足りないな」くらいの分量ではじめることをおすすめする。
それこそはじめは「単語帳を開く」だけを目標としてもいい。「作業興奮」といって、はじめることさえできればやる気は後からついてくるものだ。やる気があるから勉強できるのではなく、勉強をはじめてからやる気が出るのだ。
ちょっとしたスキマ時間にできるくらいがちょうどいい。始める前から気分が重くなるようなボリュームは避けること。
短期間での結果を期待しない
「単語帳を開く」だけでもいいと言ったが、「それでは短期間で力が伸びるわけがない」と思った方、
その通りである。
習慣化は長期間かけて成長していくことを前提としている。「チリが積もれば山となる」の思考で行かなければならない。
「努力したわけではないのに1年続けた結果、別人のように成長していた!」
という状態を目指そう。
特に英語など語学の習得は長期間継続しなければ身につかないものである。
「気づけばずいぶん遠い場所まできたもんだ」と1年後に感慨深げに振り返ってほしい。
全ての分野において習慣化は重要
習慣化は英語学習だけにはとどまらない。
「習慣化することで成功に近づく」「習慣化することで健康になれる」
自分のメリットとなる行動はぜひとも習慣化してしまおう。
習慣化するコツさえ身に着けてしまえば、何でもできると僕は考えている。
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