ノウハウコレクター

英語の学習法関連の情報を検索していると、無数の情報が出てくる。

書店に行けば英語のコーナーだけで数百冊の書籍が並んでいる。

目移りするばかりで、なかなか英語自体の勉強に手がつかない。

「もっと効率のいい勉強法があるのではないか?」

「2週間で英語ペラペラ!?…やってみよう!」

こうやって、英語のノウハウコレクターが出来上がっていく。

目次

 僕のノウハウコレクション

僕は英語に対して真正面から努力することを避けていた。大学受験時代に出会ったある一つの教材がきっかけだ。

 スーパーエルマーとの出会い

僕は大学受験時に、「スーパーエルマー」という英語教材に出会った。受験雑誌の広告にでかでかと「偏差値が30上がった!」等のセンセーショナルな効果を堂々とうたっていたこの教材。

明らかにあやしかったのだが、藁にもすがる思いで申し込んだ。

すると、僕の英語の偏差値は本当に30伸びたのだ。

※ちなみにこの教材は、当時としてはまだ主流とはなっていなかった「スラッシュリーディング」により、英文を返り読みせずに頭から読み下していく、という至極全うなもの。「自然な日本語に訳すこと」が目的だったそれまでの旧態依然とした英語学習法に染まっていた僕には、まさにこの教材は劇薬のように効いた。

おそらく、この成功体験で気をよくしたのが僕のノウハウコレクターの入り口だった。

誰もまだ知らない方法で、ラクに英語を勉強して差をつけてやる!

そこから僕のノウハウコレクションの旅が始まる。

その他、僕が出会ってきたあやしい英語教材たち

その後、僕は他人とは違った方法で英語をマスターしてやろうと躍起になって、あやしい教材に手を出していった。

今思えば、僕は「右脳を活性化させる!」というワードにとびつく習性があるようだ。

「聴覚刺激で英語は必ず聞き取れる!」

…いわゆる「速聴」教材。英語を4倍速で聞くことにより、左脳での理解が追いつけなくなり、右脳がそれを補おうとして働きだす。頭の回転も速くなる、といった内容だったと思う。

「催眠リスニング」

…僕が出会った中で最もあやしい教材。僕たちが普段意識できているのは顕在意識。これは脳の10%を占める。対して残りの90%は潜在意識が支配している。いわゆる無意識と呼ばれるもの。催眠音声によりこの潜在意識にアクセスすることで英語脳を作り上げる、というコンセプトのもの。英語学習の役に立ったかは定かではないが、潜在意識関連にはまるきっかけとなった教材。

「奇跡の音:英語聴覚セラピー」

…日本人が聞き取りづらい英語特有の高周波音を聴くことで英語の耳を作りリスニング力UPを実現する、というコンセプトのCD音源付き書籍。当時「聴覚セラピー」はこの書籍しかなかったため、あまり継続できなかった。

 ノウハウコレクター化を避けるためには

ノウハウコレクター化を避けるためには

「結局、地道な努力でしか力は伸びない」ことを身をもって理解することだ。

しかしながら、「身をもって理解する」ためには経験するしかないので、この言い方は適切ではないかもしれない。

じゃあ言い換えようか。

ブレイクスルーには時間がかかる

ことを知ってもらいたい。どんな分野にも言えることだが、最低でも3か月から6か月継続しなければ、実力の向上は実感できない。

途中でTOEICとかを受けてスコアが全く変化していなかったり、むしろ落ちていたりすると一気にモチベーションはガクンと落ちる。

モチベーションダウンのイベントはところどころやってくる。

結局、ブレイクスルー(急激な力の向上)が起こるまで継続できないことが失敗の原因なのだ。

まとめ

結局、語学力の向上は日ごろの訓練のたまものだ。「突然、英語があふれだす!」ことはない。

継続さえしていればいつかはブレイクスルーが起こる。ただ、そこまで継続できていないだけだ。

僕自身は遠回りをした末に

「結局、地道な努力でしか力は伸びない」ことを身をもって理解した。

勉強法を探している時間で一つでも多くの英文に触れよう。一つでも単語を覚えよう。

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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