言い換える力をつけよう

スピーキングをしていて、言いたい単語を思い出せない、もしくは知らない場合、みなさんはどう対応しているだろうか?

すぐgoogleで検索しているだろうか?

僕はそうだった。しかし、ある程度の英語力がついているのであれば、是非

ほかの表現で代用できないだろうか?

と考えてみることは非常に重要である。

目次

「言い換え力」をつけることの意義

思い浮かばない・知らない単語をほかの表現に言い換える力をつけることには大きなメリットがある。

 少ない武器(単語量)でも戦えるため、準備なしでしゃべれる

僕はかつて、「単語病」とでも言うべき症状に悩まされていた。英会話レッスンの前日などには単語帳をやり直すほど、単語が出てこないことを恐れていた。

しかしどれだけ記憶力が優れていても、いつでもその状況に適した単語を思いつくのは不可能だ。

どこかで言い換えの必要が出てくるはずだ。

みなさんはテストを受けるわけではない。英語で会話をするのだ。TOEICや英検を受検するのであれば、ボキャブラリーは絶対に必要だ。

しかし英語で会話をする際には必ずしもドンピシャの単語が出てこなくても問題ない。

言い換えることで対応できれば問題ないのだ。

「単語が分からなければ言い換えればいい」ことを知る。「言い換え慣れ」が出来てくると、どんな話題を振られようととりあえずなんとかなるのだ。

 自信を持ってペラペラ英語をしゃべれるようになる

言い換え慣れてくると、頭の中に「単語が浮かばなかった時の言い換えパターン」が構築されてくる。すると常に頭の中に数パターンの表現を待機させながらしゃべることができるので、自然とペラペラしゃべれる(しゃべっているように思われる)。

口ごもらずに何かをしゃべれてさえいれば、自信となってどんどん話せるようになる。

言い換え力を養成するために

言い換える力が重要であることはわかった。けどその力はどうやったら身につくの?

僕なりに効果のあった方法をいくつか述べたい。

英英辞典を読む(物事を定義する力をつける)

物事を定義する力をつける。ターゲットとなる単語を説明してみるのだ。もちろん初めからうまく定義することはできない。

そこで「英英辞典を読む」ことをお勧めする。英英辞典で単語を「調べる」のではない。英英辞典を読み物として「読む」のだ。これは結構いい暇つぶしにもなる。

ペラペラとめくってみて、「すでに知っている」単語について、その定義を読んでみる。その前に自分なりにその単語を定義してみる、というアウトプットが出来ればなお良しだ。

 イメージまで戻す

「日本語はわかっているのにそれに対応する英語が浮かばない」というのが典型的な症状だろう。

日本語の字面に引っ張られ、頭が固くなっている状況だ。

例えば、「”原材料”を英語でなんと言うか」という状況になったとしよう。

「原材料」は英語で「ingredient」であるが、このとき「ingredient」を求めすぎて考え込み、沈黙してしまう。

こんな時は潔くあきらめ

「what ○○ is made of(from)」に直す。日本語の字面に引っ張られないよう「原材料」をイメージ化してしまえば、幾分か言い換えしやすくなる。

 まとめ

僕らは学生時代、「日本語」と「英語」の単語を一対一で覚えてきたので、なかなか言い換えの力は養成されなかった。

しかしこれは常日頃から意識的に取り組んでいるといつの間にか出来るようになってくるから、是非安心してほしい。

なかなか瞬発的に言い換えできない方は、英語日記をつけることを強くお勧めする。わからない単語があってもすぐに検索せず、ある程度時間をかけてもいいからなんとか別の表現に言い換えてほしい。言い換えに満足できなければ初めて検索して答えを見る。

そんなことを年単位で行っていると、いつのまにかなんでも英語で表現できるようになっている自分に気づくだろう。

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この記事を書いた人

英語好き(TOEIC935、英検1級)

「10年以上英語学習しても英語がペラペラになるわけではない」ことを身をもって体現。「インプット主体→アウトプット主体」に切り替えたとたん、スピーキング力が劇増。主にスピーキング力UPのための情報発信中。

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