普段、仕事で英語を使用する環境に身をおいている方は、嫌でも英語力は向上するだろう。それほど「強制力」というのは大きい。
僕に関して言えば、僕は仕事で英語を使用する機会はほとんどない。過去に留学経験や、海外に長く住んでいた経験もない。
国内での自発的な英語学習だけで今までやってきた。
それでもなんとか、「仕事で英語を使う人たち」や「海外生活の長い(長かった)人たち」に対して、英語力でひけをとらないと自負してはいるが、やはり英語を強制的に使用しなければならない環境にいる人を見ると、うらやましいと時々感じる。
強制力が働くのが一番手っ取り早い
やはり、強制的に英語を使わざるを得ない環境にいるのが一番手っ取り早く英語力を上達させることができる。
仕事＝モチベーションがなかろうとやらざるをえない
特に仕事だ。英語に関してでなくとも、仕事によって強制的に能力が身につくということは多い。
僕に関して言えば
・コミュニケーション能力の向上
・数字を見る能力の向上
などは、かつての僕が最も苦手としていた、今の仕事に就くまでは敬遠、もしくは諦めていた能力であったが、ある時、職場内で部署異動があったためにこれらの能力を鍛えざるをえない状況になってしまった(元々は人とコミュニケーションをとることが少ない業務をするため、今の職場を選んだのだが…）。
すると、初めのうちこそ何もできず打ちひしがれたが、次第にこれらの能力は向上してきたし、今ではなんの問題もなくなった。
英語に関してもそうだろう。職場に英語圏の人がいる環境であったり、貿易業など海外とのやりとりの多い業務で英語を使わなければならなければ、モチベーションが低かろうと英語力は伸びる。
何事も継続なくして上達なし、だが、強制的に継続できる環境があればそれが一番手っ取り早いだろう。
※以前、このブログで紹介した「定年後に同時通訳者になった」田代真一郎氏も、生粋のエンジニアであったが、会社が外資に吸収されたためにある時から英語力を要求されるようになった。
海外生活=英語をしゃべらなければ買い物すらできない
海外に住むのもそう。「英語力を向上させよう」などと奮い立つ前に、英語が喋れなければ買い物すらおぼつかない。
結論：英語出来るようになるためには英語を使った仕事をしよう
と片付けるのは簡単だが、多くの人は僕のように、仕事で英語を使うことのない職場につとめておられると思う。
また、周りに外国人の友達や恋人がいるわけではないと思う。
では、僕らのような英語を普段使用しない人々はどうすれば彼らにひけをとらない、もしくは彼ら以上の英語力を身に着けることができるだろうか？
やはり「習慣化」しかない
「強制力」による継続に対抗するため、「習慣化」による継続をするしかない。
「習慣化」は最近では科学され、いろいろな書籍などでも紹介されている。特に
「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」
は良著なので、是非読んでみることをお勧めする。
※僕の紹介している習慣化法はほとんどはこの本が元ネタと言っても過言ではない。
習慣化…身体が勝手に行う行動、やらなければ気持ち悪いこと
「習慣化」による継続にあなたのモチベーションは関係ない。これは「仕事」という強制力による継続と同様だが、
「仕事」は嫌になることがあるが「習慣」は嫌にはならない。「気づけばやってしまっている」ことだ。
「仕事」の方が短期間で能力を無理やり向上させるが、英語が嫌いになってしまうリスクを伴う。
「習慣」は少しずつ、少しずつを継続的におこない、長い目で見ると大きな効果が得られる。
まとめ
僕自身も正直、「英語を仕事に出来ればなあ」と思っている。よく「趣味を仕事にしてしまうと、その趣味が嫌いになる」と言われるが、僕はそう思っていない。
どうせ英語を頑張るなら仕事に結び付けたいと思う。
ところでみなさん、ご自身の仕事はお好きだろうか？
僕はむしろ「仕事を趣味化」したいと思って日々の仕事に取り組んでいる。自分が「得意な仕事」は「好き」になりやすいので、苦手な仕事に積極的に取り組んでは「得意な仕事」にして「好き」になる努力をしている。
そうしているうちに仕事に楽しみを見出せるようになってくる。
仕事を「やらされるもの」という考えを捨てることが能力の向上には必須であると考える。
なにより、多くの人にとって、一日のうち8時間は仕事なので、この時間をいかに受け身でなく、積極的に頑張るかが、日々の幸福にもつながってくると思う。
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