みなさん、発音の学習をする際にどの国の発音を学習しているだろうか?
アメリカ?イギリス?オーストラリア?
僕は昔からアメリカ英語の発音訓練しかしていない。
そして、もしあなたが「アメリカ英語でしゃべれるようになろう!」と心に決めたなら、僕がおすすめする発音教材は一つしかない。
「American Accent Training」
という発音教材だ。アメリカ英語でいくならこの発音教材は最強である。
「American Accent Training」ってどんな教材?
まず「American Accent Training」がどのような教材か、軽く紹介したい(過去の投稿で「今後紹介する」といっておきながら放置してきたが、やっとこの教材について話せる)。
この教材はアメリカで出版され、世界中でロングセラーとなっている発音教材だ。
もちろん全編、英語で書かれているが、中級者くらいの人なら理解できると思う(僕がこの教材に取り組んでいた時期はまだ自身の英語力がそれほど高くなく、やや聞き取りが難しかったが…)。
本文すべてに、著者でありナレーターのアン・クックさんの穏やかな口調で収録された音声が対応しているので、音声学習に最適である。
ちなみにCDは5枚付属している。
アメリカ英語特有の「クセ」のようなものを完全解説している。「クセ」とは、アメリカ人がある程度のスピードで話す際に起きる音声変化のことである。
「American Accent Training」の効果
この教材のどこが良かったのかを説明しよう。
「 今まで学んできた発音」と「実際に話される英語の発音」は異なることを知った
従来の発音学習とは「個別の発音記号を学んで単語を発音する」ことから始まり、せいぜい「単語と単語の音がつながる(リエゾンがおこる)」くらいまでだろうか?
少なくとも僕の認識は上記程度であった。それでもTOEICなどの英語音声はなんとか聞き取れるレベルまで持って行けた。
しかしいつまでたっても海外ドラマや洋画のリスニングができない。どうあがいても自分の認識どおりに英語が聞こえてこない。
それもそのはず。何故なら
いわゆる教科書どおりに学んできた発音と「実際にアメリカ人ネイティヴが話す際の発音」は文字通り異なるからだ。
そのことをこの教材でまず学んだ。いつまでたっても聞けるようにはならないはずだ。
そうなってくると今後の発音学習にのぞむ姿勢はガラッと変わった。そしてぐんぐんリスニング力が向上していった。
アメリカ人が早口でしゃべる際の英語は、単なる倍速音声ではない
ちょっと何言ってるかわからない、かもしれない。
僕はリスニング力を上げるために「速聴」音声を繰り返し聴いていた時期がある。これはゆっくりしゃべられている英語音声を2倍速・3倍速にしていく音声学習だ。
しかしこんなことをやっていてもアメリカ人の話す英語を聞き取れるようにはならない。
アメリカ人の英語は早口になると発音が「質的に」変化する。発音自体が変化するのだ。
あれだけ繰り返し「速聴」音声を聴いても理解できなかったナチュラルスピードの英語を、この教材のおかげで容易く理解できるようになった。
具体的にはまず、アメリカ人になってみよう
これまた、ちょっと何言ってるかわからないかもしれない。
この教材であなたも、アメリカ人の「クセ」、つまり音声変化を身に着けるのだ。自分でも発音できるようになろう。
3か月ほどこの教材を継続して、学校では習わなかったこれらの音声変化を「知る」だけではなく「使える」ようになろう。訓練するのだ。
すると、次第に自分にもこの「クセ」が身についてくることに気づくだろう。早めに英語をしゃべった際に勝手にこの「クセ」が発現するのだ。
これはリスニングでも大きな効果を発揮した。自分で発音できるので、聴けるようになっているのだ。
まとめ
この教材をしっかりやりこめば
海外ドラマ「フレンズ」が全く聞き取れない → 海外ドラマ「フレンズ」が完璧に聞き取れる
くらいの変化はあるだろう。大袈裟でもなんでもなく。
何より自分の英語の発音が「めっちゃカッコよくなる」。
「リスニング爆上がり」云々書いてきたが、結局これが求めていたものだった。
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