「英語で考えるのが、英語スピーキング上達のカギ」といった話をよく聞くが、本当にそうなのか?
「英語脳」や「英語で考える」を常に考え続けてきた僕が、自分なりの意見を述べたい。
「英語で考える」ことで英語スピーキング力は大幅に伸びるが…
「英語で考える」ことで英語スピーキング力は大幅に伸びる。これは間違いない。しかしこれは、
英語スピーキング力がすでに高い人の話である。
これが僕の結論である。
どういうことか?
僕は20年くらい前から「英語で考える」をうたい文句にした教材に飛びついては挫折する、という経験を何度も何度も繰り返してきた。
いつまでたっても英語で考えられている実感が得られないのだ。
けど今僕は割とスピーキング力はついたと思うし、英語で考えることが出来ていると自己評価している。
英語がある程度しゃべれるようになって、今まで英語で考えることが出来なかった原因がわかった。
・そもそも英語で考えるための材料が頭の中になかった。
ためである。これについて述べたい。
・そもそも英語で考えるための材料が頭の中になかった。
僕は英語で考えるための英語が脳内に不足していれば、「英語で考える」ことが出来るわけがない。
そして、ここでいう「英語で考えるための英語」とは、「アウトプットできる英語」と言い換えてもいい。
僕は長年、インプットのみしか行ってこなかった。生来受け身であった僕はアウトプットの訓練をかたくなに避け続けてきた。大量の英語をインプットをすることでいつか自然に英語が口からあふれ出すことをかれこれ20年ほど夢見てきたのだ。なんと遠回りしたことか…
脳内に十分「アウトプットできる英語」が蓄積されていなければ、英語で考えることは不可能なのだ。
では「アウトプットできる英語」を増やすにはどうすればいいか?そう
徹底的な瞬間英作文トレーニング
英語ジャーナリング
英語独り言
である。まずは瞬間英作文でイメージを素早く英語に言語化できる能力を養おう。
ある程度瞬間英作文をやりこんだら、頭の中に「英語の種」のようなものが出来る。
その「種」を英語ジャーナリングや英語独り言で育てていくのだ。
能動的に、能動的に。
一年くらいたった後にふと「あ、英語で考えることができるようになったな」と実感する。
順序が逆なのだ。
英語で考えるために普段から日本語を一切介さずに、わからない単語は英英辞書で調べる。これを学習初期段階で行うのは間違いだ。
上記の能動的トレーニングでまず脳内に英語で考える材料を蓄積させる。その際、日本語を最大限ガイドとして活用すればいいから、「アウトプットできる英語」にしてしまおう。
その結果として「英語で考える」ことがやっと可能となる。
そこから、あなたの英語力はさらに大幅に飛躍していくだろう。
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