GIUは全て英語で書かれていて一見、敬遠しがちだけど
「仮定法大過去」とか「独立分詞構文」といった
難解な文法用語がないからサクサク進むね…
けど、一度挫折したんだっけ…?
……今回は、挫折しない「English Grammar In Use」の進め方についてお話したい。
- 僕が過去に一度、「English Grammar In Use」に挫折した理由
- 理由①:内容は既に「知っていた」から
- 理由②:多読してれば公式にたどりつくだろう、というスタンス
- 今回、「English Grammar In Use」がハマった理由
- 理由①:文法学習に対して貪欲だった
- 理由②:「使う」ために文法事項を学んだ
前回紹介した最強の文法書「English Grammar In Use」だが、実は僕はこの文法書に10年ほど前に一度取り組んで、挫折した経験がある。
改めてやり直した時、「何故、こんないい文法書をしっかりやりこまなかったのか?」と後悔した。
一度目のチャレンジと二度目のチャレンジでマインドセットが異なったため、違った結果になったのだなと今では思う。
この文法書は、出会うタイミングによって本棚の肥やしになるか、バイブルとなるかが分かれてしまう。
本当に必要なときにその本と
出会えたら幸運だよね…
何故、挫折したのか
まずは10年前に一度、この本に取り組んで挫折した時、僕は英語とどのように向き合っていたのか?
インプット偏重主義
おそらく英検1級合格を目指して勉強していた時期だったと記憶している。とにかく知識を詰め込んで詰め込んでいけば、英検1級に合格し、英語もしゃべれるようになるだろうと躍起になっていた。
とにかくインプット。
そんな時期に誰かのおすすめでこの文法書をAmazonでポチった。届いてから中身を開いたが、知らない単語が何一つない。知らない熟語も何一つない。
「この本から得られるものは何もないな」
と愚かにも思ってしまった。
「知る」ための文法書ほど無味乾燥なものはない。
「帰納法」的な勉強していた
「文法の具体例にたくさん触れることで、公式に帰結する」とでもいうべきか、とにかく多読・多聴を繰り返していれば自然と文法を理解するだろうというスタンスだったので、文法書自体に興味がわかなかった。
今覚えば単純に文法が嫌いだったのだろう。
何故、今回2回目のチャレンジでこの文法書が僕にハマったのか?
今回のチャレンジで、この文法書の魅力に見事にハマってしまった。
アウトプット中心になっていた時期に再チャレンジ
とにかくスピーキング練習をしていた時期に押し入れからこの本を発見した。
Youcanspeakや瞬間英作文のトレーニングで「中学英語を知っているけど使えなかった」ことを痛感してからは、僕は文法に貪欲になっていたため、「English Grammar In Use」を時間を忘れて読み込んでしまった。
文法を「使う」ために読み込んだ
「今日はこんな表現を学んだ。よし、どんどん使ってこの文法を定着させよう!」
英語ジャーナリングや英語独り言でどんどん使う。不必要なほどに使ってみる。それが自分にとって自然な表現になるまでに。
アウトプットのために文法を学ぶのは楽しい。
何故、今まで文法を敬遠してきたのかわからないくらいに。
「演繹的」な勉強こそ、文法学習には向いている
文法を勉強したところで、インプットばかりしていては効果をなかなか感じにくい。
まず文法を習ってから、それを使ってとにかく何でも表現してみる。これこそが理想的な文法学習ではなかろうか?
\ アウトプットに病みつきになる /
まとめ
「文法事項を学ぶ→実践で使う」の
繰り返しで表現が血となり肉となって
いくんだね…
- 僕は過去に一度、「English Grammar In Use」に挫折している
- そのころは「多読してれば文法が身につくだろう」という「帰納的」な学び方だった
- 今回はアウトプットするために「English Grammar In Use」を再読
- 「学んだ文法を実践で使おう」という「演繹的」な活用法にシフト
- 文法が楽しい ←イマココ
いくら良書と呼ばれるものでも、タイミングを間違えれば全く得られるものがない。正しいマインドセットで向き合わないと全く得られるものがない。
「重箱の隅をつつくように」難しい英単語や表現ばかりインプットしようとしていた時期にこの本に出会っても、正直特になんの魅力も感じなかった。
僕は山ほど英語本をあさってきたが、今一度、今まで読んできた本を見返してみようかと思う。思わぬお宝に会えるかもしれない。今だからこそハマる本があるかもしれない。
English Grammar In Useは、正しいマインドセットで向き合わなければならない。
そう、話すための文法を学ぶ目的で取り組むべきである。
どんな会話にもついていける究極の英語スピーキング上達法(特許申請中)
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