英語がしゃべれるようになったら時、頭の中では一体どんな状態なのか?
僕はここ数年の徹底的なアウトプットトレーニングによって、ある程度英語がしゃべれるようになったと自負しているのだが、
僕の頭の中で起こっている流れ(のようなもの)について考えてみた。
スピーキングするとき、頭の中で何が起こっているか?
僕が瞬間英作文などのアウトプットトレーニングに取り組む前後で、英語のアウトプットの仕方は少し異なっている。
おおまかにいえば
トレーニング前 … 頭の中で準備して一文を完成させる → それをしゃべる
トレーニング後 … しゃべりながら次に何を言うか考えることができる
というように変化した。
トレーニング前 … 頭の中で準備して一文を完成させる → それをしゃべる
トレーニング以前はまず頭の中で一文を完成させて「発音は正しいか?」「文法・時制は正しいか?」をチェックした後でやっとそれを話す、という作業を毎回発言するたびに行ってきた。
この作業をいかに早くするかが、「英語をペラペラ話す(ように聞こえる)」ために重要とさえ考えていた。
なので、一文を長くしようとすればするほど必然的に脳にかかる負荷はかなり大きかったため、一文、一文は短い。
相手の質問に一言で返し、気まずい沈黙が訪れることはしばしばあった。
これでは会話を楽しむレベルに到達できるわけがない。
トレーニング後 … しゃべりながら次に何を言うか考えることができる
頭の中で一文を完成させてからはしゃべらない。しゃべりながら次の内容を考える。「英語の型」のようなものが体に身についており、考えるべきは話の内容や単語くらいなので、脳にかかる負荷は非常に少ない。
発音・文法・時制・パターン表現は「体得」できているため、意識せずとも正しく出てくるため、脳のメモリをそこに消費する必要がない。ゆえに話す内容・単語のチョイスだけに気を配ればいい状態。
どんなに一文が長くなろうが、5文型やパターン表現の「型」のようなものが染みついているため、迷子になることはない。間にどれだけ付加情報を入れようが「型」は崩れない。
※ちなみにこの「型」は、一文単位だけではなく、あるまとまりをもった文章などにも同じことが言えるように思う。文章構成の型も繰り返しのトレーニングで身につくのだろうが、僕はまだまだ即興で論理的な話ができる域には行けていない。修業が必要だ。
ちなみに…一文を長くするためにはどうすればいいか?
一文を長くできた方がよりペラペラ感が増してカッコいい、と僕は常々思っていた。
そこで、「英語ジャーナリング」や「英語独り言」の際に一文を長くするトレーニングをよく行っている。
それは
英語の5文型やパターン表現の「型」を見失わない範囲で出来る限り付加情報を追加していく
というトレーニングだ。
付加情報を追加しまくって、冗長な文になってしまうくらいまで一文を長くする。
I went to work.
I went to work today.
I went to work early today.
I went to work early today to catch up on the stuff.
I went to work early today to catch up on the stuff I was assigned by my boss…
始めは上記のように短い一文に足していくが、慣れてくるとしゃべりながら付加情報を足していくことができるようになる。
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