みなさん、数字を英語で難なく発音できるだろうか?
例えばリスニングで「one hundred thousand」と聞いて、パッと数字が浮かんでくるだろうか?
英語学習者の中でも数字のトレーニングにあえて注力する人は少ない。
英語で数字をマスターするべき理由
英語で数字をマスターするべき理由をいくつか述べたい。
リスニングできないと会話中に置いていかれる。
数字がなぜ、英語リスニングの盲点となりうるのか?それは
文面で見ると理解できるから。
そう、つまりリーディング時にはいくら数字の桁が大きかろうが理解できてしまうのだ。
結果、数字の勉強はないがしろになりがち。「そんなの知っている」となりがちなのだ。なので皆さん、英語の数字に苦手意識すら抱いていないかもしれない。
しかし、いざリスニングの際に数字が出てきた際に、あなたは立ち止まって「”eighty thousand yen”って、8万円だっけ?80万円だっけ?」としばし考えてしまう。
その間にも会話は流れていくため、その前後でなんの話をしていたかわからなくなり、会話についていけなくなる。
リスニングで数字を難なく理解できることは必須だ。
発音練習の絶好の教材となる
数字は発音練習の絶好の教材となる。普段の生活の中でも数字を目にすることはいくらでもある。その際にマンブリングでその数字を発音してみる習慣をつけよう。
桁の多い数字、年号(生年月日など)を見るたびに小声で発音してみるのだ。
数字の発音には結構、日本人には難しいものが多い、”three”とか”thousand”とか。
“one”という単語でさえ、完璧に発音できているだろうか? ”sixty”と”sixteen”のアクセントの位置を間違っていないだろうか?
目に入った数字を見て反射的に言えるまで訓練しよう。それが習慣になるまで。
英語だけに限らず、語学習得に数字発音の訓練は必須
数字を発音、リスニングできることは英語に限らず他の言語を学ぶ際も大きな土台となる。
僕個人の考えではあるが、新しい言語を学ぶ際はまず、
発音をひととおり覚えた後すぐに数字発音、リスニングを徹底的に行う。
ことを推奨する。
ひととおりこれを徹底的に行った後、あなたは自身の成長ぶりに驚かれることだろう。
例えば、僕は中国語を数年前に学び始めたのだが、この言語には発音自体の難しさに加えて
”四声”
というものが存在する。要は、一つの単語には必ず決まったイントネーションが存在する。また、
後に続く単語の”四声”によってもイントネーションを変化させなければならないルールも存在する。
これら複雑なルールは、数字発音訓練を徹底的に行うことにより、ある程度ものにできた。
発音が出来てくるとリスニング力も向上する。これは英語でもしかり。
何よりこの学習法は一人でもゲーム感覚でできるため、楽しみながら継続できる。
iPhoneアプリ「りすなん」
僕は「りすなん」という無料iPhoneアプリで外国語の数字トレーニングを行っている。
このアプリは色々な言語に対応しており、僕は英語、中国語で数字トレーニングをゲーム感覚で行っている。
アプリが音声を読み上げるので、読み上げられた数字をテンキーで入力していく、というシンプルなゲームだ。
ただ、学習者が発音できるゲームではないのが難点。
しかしこのアプリだけでもあなたのリスニング力の素地はできる。
また、レベルが上がるにつれ、数字の桁数も増えていくので、「リテンション能力」を鍛えることができる。
リテンション能力とは、ある程度の分量を頭の中に記憶・保持しておく能力。短期記憶力ともいえる。
読み上げられた桁数の多い数字を頭の中で一時的に記憶しておき、テンキーで入力していくのだ。
なかなか脳に負荷がかかるので、脳トレとしても最適かもしれない。
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