英語っぽい「発声」をするためには
「喉を開く」んだっけ…?
なんかイメージできないんだけど…
今回はこんな疑問を解決したい。
- 英語の発音が出来ていても「発声」が出来ていないと「日本人英語」のまま
- 「喉を開く」のが重要
- 「あくび」をした時が「喉を開いた」状態→この状態を覚えておく
- この状態で声を出すと「輪郭のぼやけた」声が出る
- ぼやけた声に輪郭を与えるのが「声帯閉鎖」
- 「声帯閉鎖」の鍛え方は「呪怨トレーニング」
前回、英語の発音がいくら完璧でも「発声」が出来ていなければ「日本人英語」から脱却できない、という話をした。また、英語の「発声」で肝となるのは
喉を開く
ことであると述べた。今回は喉の開き方に焦点を当てていこうと思う。
喉を開く方法
まずは前回の復習から。
あくびをしてみよう
まずはあくびをしてみよう。意図してあくびをするのはなかなか難しいかもしれないので、あくびが出るチャンスを待って、いざあくびが出た時に、その時の喉の状態を覚えておこう。
これが「喉が開いた」状態だ。
意図的にあくびしようとすると
出てこないな…
「あくび状態」を意図的に作れるようにしよう
あくびをしたときに「喉の奥の空間が広くなる」感覚を覚えるだろう。そこで声を出してみよう。
なんともいえない、輪郭のぼやけた間抜けな声が出るだろう。
この声を意図的に出せるようにしよう。声を手掛かりに喉の開いた状態を作るのだ。この間抜け声を出している時が喉を開いている状態、という具合だ。
ちなみに、喉が開いているかを自分で確認する方法がある。コツが必要なのだが、
- 口を閉じた状態でうがいをしてみる
- 喉仏を意図的に下げて、声を出す
この二つだ。どちらもなかなか難しいのだが、出来る方だけでもいいからやってみよう。
※僕の場合は両者とも1週間くらいで出来るようになった
「喉を開いた」状態でのぼやけた声に輪郭を与える
ここまでであなたが「喉を開く」感覚を身に着けたと仮定して、そこから先の話をしよう。
今、あなたが「喉を開いた」状態で出した声は輪郭がボヤけた声だろう。
次は声に輪郭を与えていく作業を行う。
乱暴に言ってしまうと、「喉を開いた」で実際に英語を話してみるのだ。
しかし、なかなか輪郭のある声になってくれないだろう。
なのでここで、「喉を開く」とは別に「輪郭を与える」訓練を行うのだ。
それが「声帯閉鎖」のトレーニングだ。
声帯のトレーニング
声帯の役割はそのものずばり「声を作り出す」ことだ。声帯を閉じてその隙間から空気を送り込むことによって音を出す。それが声だ。
あなたが喉を開いた状態で声を出したときに輪郭のボヤけた声を出している時、この声帯の隙間が大きく、閉じ切れていない。
ホースの先をつまんだら水の出る勢いが増すように、声帯を閉じた状態(隙間が少ない状態)で空気を送り込んだ方が輪郭のくっきりした声を出せるわけだ。
したがって「声帯を閉鎖する」トレーニングが必要となってくる。
今まで、自分の声帯の状態を意識したことのある人は少ないと思うが、この「声帯閉鎖」のトレーニングで意識的に声帯を動かすことができるようになる。
「声帯閉鎖」+「喉を開く」で英語発声におおきく近づけるようになる。
…で、肝心な声帯閉鎖のトレーニング法は?というと
「呪怨」トレーニングだ。
じゅおん…?
呪怨トレーニングのやり方はコチラの記事を参照↓↓↓↓↓
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まとめ
今回は「英語らしい発声」を実現するべく、喉の開き方について説明してきた。
- あくびをする
- あくびをした時の喉の状態を覚えておく
- その状態で声を出してみる
- その時出てきた「輪郭のぼやけた声」を覚えておく
- 声に輪郭を与えるため、声帯閉鎖のトレーニングを行う
ここまで読んでいただいて、英語発声とは「歌のボイストレーニング」に近いのでは?と思った方、正解である。
僕はシャドーイング等のトレーニングで、「自分の英語はもう完璧だ!」と思っていたが、ある日カラオケで洋楽を歌ったときに「なんだこの日本語英語は!」と愕然した経験がある。
そこからは「洋楽のカラオケを録音してみて聞く、そして『これはネイティブの発音だ。』と思える域まで持っていく」
というのが自分の中で大きなテーマになっている。
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