英語の「発音」をマスターしても、どこか日本語っぽさが残る…
英語の「発声」が出来ないとネイティブっぽく聞こえない…
という話だったよね…
トレーニング法を具体的に教えてほしいな…
今回はこのような疑問にお答えしたい。
- 英語の「発声」が出来なければどこか日本語っぽい英語になってしまう
- 英語の「発声」には「喉を開く」ことが重要(前回までの話)
- 喉を開いた上で、声に輪郭を与えるのが「声帯閉鎖」
- 声帯閉鎖のトレーニングとして「呪怨」トレーニングがおススメ
- 「声がこもりがち」「カラオケで声量が出ない」という悩みも解決
前回はとりあえず「喉を開く」ところまで話した。その上で喉を開いた発声に輪郭を与えるためには「声帯閉鎖」が重要になってくる、そのトレーニング方法とは
呪怨
であると述べた。
呪怨トレーニングは歌唱のためのボイトレ界隈では割とポピュラーなトレーニングなのだが、英語の学習関連でこのワードが出てくることは、まあないだろう。
早速このトレーニングの方法に入っていこう。
呪怨トレーニングのやり方
「呪怨」とはもちろん、かの有名な日本のホラー映画のことである。では呪怨トレーニングのやり方を説明していこう。
①声を限界まで低くしていこう
呪怨を観たことのない人のために説明すると、
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…」
というあのおどろおどろしい声のことである。
正式にはエッジボイスという。
「ああ、あれね!」と言ってすぐ再現できる人もいるかもしれないが、試みたことがない人のためにやり方を説明すると
限界まで自分の声を低くしていけば、「声にならない声」が出てくる。
声帯が強く振動しているのが感じられると思う。それがエッジボイスだ。
これが「声帯閉鎖」を鍛える良いトレーニングになる。
② エッジボイスに声を乗せられるようになろう
エッジボイスを出せただろうか?
エッジボイスに慣れてきたら、頑張って声を混ぜられるようにトレーニングしよう。
次にこのエッジボイス声をあらゆる音域で出来るようにしよう。つまり限界まで低い声でスタートして、だんだんと音程を上げていくのだ。なかなか難しいのだが。
エッジボイスは声帯閉鎖の感覚をつかむためのもので、常にその状態でしゃべるわけではもちろんない。
あくまで閉じられた声帯から空気を通すことで、鋭く輪郭のはっきりした声を出す感覚をつかんでほしい。
あと、無理してやりすぎないようにくれぐれもご注意いただきたい。適度に水分の補給をしながら行ってほしい。
「喉を開く」+「声帯閉鎖」=英語発声
ここまでくればあとは今まで述べてきたことを融合するのみ。
あくびのように喉を開いた状態で声帯閉鎖された声を出すと、立体感というか奥行きのある声が出ないか?
英語を話す時に喉をこの状態に出来れば、よりネイティブの英語に近い発声が出来るようになる。
あとは継続のみである。出来れば時々録音して自分の英語を確認することをおススメする。
日本語発声は口先だけで発声しているイメージであるのに対し、英語発声は
「声を作る声帯」と「発音を決定する唇」の間に「大きな空間(距離)」があるイメージだ。
※わかりにくくて申し訳ない。いいイラストがあれば改めて載せようと思う。
このトレーニングで得られる副産物
英語の発音だけでは物足りず、英語の発声もマスターして、出来るだけネイティブの音に近づけたいという人は、是非、参考にしてもらいたいと思う。
ところでこの声帯閉鎖のトレーニング、英語発声のみならず、下記の効果も得られる。
声の「こもり」を改善
ちなみに僕は長年、「自分の声がこもりがちで相手から聞き取りづらいと言われる」という悩みがあったが、今回紹介したトレーニングは声のこもり改善のためにも役に立つ。
プレゼン前などに軽く呪怨トレーニングをするだけで、声の通りが良くなったりするのだ。
声量が上がる
また、カラオケなどで歌っている時でも、声の出方が変わってくる。以前より声量が増えたことを実感した。
ただ、慣れないうちは思わぬところで大きな声が出てしまうので注意が必要。
以上のように、声帯閉鎖のトレーニングは英語以外の日常生活でも役に立つので、おススメする。
→エッジボイスについてはこちらの記事も参照いただきたい。
まとめ
ちょっとだけコツをつかめた気がする…
あとは継続だな…
このトレーニングは暇な時いつでも出来るから
頑張れそう…
- 英語の「発声」が出来なければどこか日本語っぽい英語になってしまう
- 英語の「発声」には「喉を開く」ことが重要(前回までの話)
- 喉を開いた上で、声に輪郭を与えるのが「声帯閉鎖」
- 声帯閉鎖のトレーニングとして「呪怨」トレーニングがおススメ
- 「声がこもりがち」「カラオケで声量が出ない」という悩みも解決
以上、英語発声のための声帯閉鎖トレーニングを紹介した。
普段の生活では自分の「声帯」を意識することはあまりないかもしれない。しかし、声帯を自在に操ることが出来れば自分の理想の声に近づけることができる。
英語以外でも色々な場面で役に立つので、是非とりいれてみてほしい。
\ 理想の声を目指そう /
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