こないだ英語発声を身につけるため
「呪怨トレーニング」って言ったよね…
あれがなんだかピンとこないんだけど…
過去の投稿「声帯閉鎖を操ってネイティブ英語発声」で、英語発声を良くするためには「エッジボイス(呪怨声?)」というトレーニング方法が有効であると述べてきた。
今回はこのエッジボイスについての補足記事となる。
- エッジボイスの目的は声帯を認識し、声帯を自由に使うため
- 喉を開きつつも声帯は閉じている状態が理想
- 感覚をつかむために有効なトレーニングは「エッジボイスを低い声で始めて、声を高くしていく」
- 今回の記事は万人向けではないかもしれないので、参考程度にしてほしい
エッジボイスの目的はもちろん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…」と呪怨声をマスターするためではもちろんない。
エッジボイスというトレーニングの真の目的は「声を作る声帯を認識し、声帯を自由に使えるようにする」
ことに他ならない。
また、それらを可能にすることで「喉を開いて発声する」という英語らしい発声を可能にするのである。
※この記事は自分の英語の発音にかなりこだわりのある人向けで、万人向けではないかもしれないので、ご自身の英語発音にある程度満足している方は読み飛ばしていただいて全く問題ない。これは突き放しているわけではもちろんなく、僕自身、発声の改善にかなり時間をかけてしまったため、場合によっては時間の浪費になってしまう恐れがあるためである。あと、感覚的な話になってしまうので、あくまで参考程度にとどめていただきたい。
喉を開きつつも声帯は閉じている状態が理想
喉を開くには声帯の位置を認識できなければならない
エッジボイスにトライしてみると、声を形作る「声帯」の存在を改めて認識できる。
声というものが具体的に喉のどのあたりから出ているのかを認識できるのは、英語らしい発声をする上では重要。
発声をする時、「声帯で作られた音が」「口腔内のスペースを通り」「唇のあたりで発音を決定し」アウトプットされるのだが、英語らしい発声をする上で重要となるのは
口腔内のスペースを広く確保できていること
である。
言い換えれば
声帯(音の発生源)と唇(音の出口)との間に距離がある状態
のイメージが重要になってくる。その上で声帯を認識できる意義は大きい。感覚的な表現で申し訳ない。
喉を開くためにエッジボイスを活用
この時、「喉を開く」ことが重要になってくるのだが、喉を開けと言われてすぐ開ける人はなかなかいない。
この時、エッジボイストレーニングを活用しよう
まず、いつもどおり呪怨のような声を出す。
次にそのままどんどん声を高くしていくのだ。
この時、高い声を実際に出せなくてもいいが、エッジボイスをしている時の感覚のまま、高い声を出している時の喉のフォームに持っていこう。
すると、声帯が喉の奥に引っ込んでいく(声帯が後ろ頭の方向へ向かう)感覚が得られただろうか?
これが喉が開いた際の発声フォームなので、覚えておいてほしい。
まとめ
ちょっとイメージできてきた…
試行錯誤を繰り返して感覚を
つかもう…
- エッジボイスの目的は声帯を認識し、声帯を自由に使うため
- 喉を開きつつも声帯は閉じている状態が理想
- 感覚をつかむために有効なトレーニングは「エッジボイスを低い声で始めて、声を高くしていく」
- 今回の記事は万人向けではないかもしれないので、参考程度にしてほしい
今回はエッジボイスを活用して、英語発声の肝である「喉を開いて発声」する時の感覚を得てもらうために話をしたが、なにぶん抽象的・感覚的な表現になってしまう申し訳ない。
ただ、英語の発声に限らずエッジボイスは声のこもりを改善する上でも有効となるトレーニングの一つであるため、興味のある方はぜひトライしてもらいたい。
始めにも書いたが、エッジボイストレーニング初期はそれこそ呪怨のような「粒の粗いガラガラ声」しか出せないが、感覚をつかんでくると自由自在に声の成分を粗くも細かくも出来るようになってくる。
これが出来るようになってくると、喉を開いて発声した時に「オペラ歌手」のような声ではなく、輪郭のシャープな発声が出来るようになってくる。
ちなみに英語をネイティブさながらに発音できると単純に自己肯定感が上がる。僕自身はもちろん完璧な発音とはまだまだ言えないが、それでも「人に褒められる」機会が多くなった。それだけでも英語学習の大きなモチベーションになっている。
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